コードを生成するAI、共同開発プロジェクトを開始――ServiceNowとHugging Face

米ServiceNowと米Hugging Faceは、オープンかつ責任ある方法でコード生成用のAIシステム開発を目指すプロジェクト「BigCode」を発表。あわせて、その共同開発に参画するAI研究者の募集を開始した。

同プロジェクトでは、コード生成のための最先端の大規模言語モデル(LLM)の開発を目指す。コードLLMは、他のコードと自然言語記述の両方からコードの補完と合成を可能にし、幅広いドメイン、タスク、プログラミング言語にわたって機能するものだ。それにより、専門の開発者や一般の開発者が新しいアプリケーションをコーディングするのを支援するという。

BigCodeでは、次のテーマでAI研究者の共同研究参加を募集している。

・多様なタスクとプログラミング言語をカバーするコードLLMの代表的な評価セット
・コードLLMのためのデータセットの責任ある開発と管理
・LLMの学習・推論手法の高速化

この募集は、多様なバックグラウンドを持つAI実践者、特に研究機関に所属し、コーディングアプリケーション向けのLLMの技術的/倫理的/法的側面について研究している研究者を想定している。

BigCodeの最初の目標は、コードのための最先端の言語モデルを学習するのに十分な大きさのデータセットを開発し、公開すること。このデータセットには、パーミッシブ・ライセンスを持つリポジトリからのファイルのみが含まれるようにする予定だという。

プロジェクトの詳細や募集要項などは、公式Webサイト上で公開している。また、Twitterの@BigCodeProjectで会話に参加することもできる。

関連リンク

関連記事

アーカイブ

fabcross
meitec
next
メルマガ登録
ページ上部へ戻る