丸形巻線でコイル占積率+6%を達成――その技術を用いたモータの量産を開始 日本電産

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日本電産は2022年12月27日、トラクションモータに使用する丸形巻線で世界最高レベルの高占積率を達成し、その技術を用いたモータの量産を開始したと発表した。第1世代(Gen.1)に比べ、占積率が6%高くなっている。

EVの電費向上に対し、軽量化が重要な要素となっている。モータも小型、軽量化に対し、効率、出力特性の向上が重要な課題になっており、ステータのコイル占積率の向上は、この課題の解決に欠かせないものとなっている。

同社の第2世代EAxle(E-Axle Gen.2)は、スロット形状の最適化と独自のコイルインサート設備を開発、導入。これにより、Gen.1から+6%の高占積率化を達成した。モータ容積は、出力特性を向上することで10%小型化している。

平角線を用いたヘアピン方式の採用が、占積率向上の手段として広まっているが、生産工程の複雑化により、多額の設備投資が必要となる。そこで同社は、これまでの低コストな丸線を採用しながら、巻線技術を開発。従来技術から、コイル挿入時の荷重負荷を80%低減した。コイルへのダメージ減少によって占積率を向上し、性能と価格を両立している。

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