省スペースで高エネルギー効率のインホイールモーターの路上テストを計画 BMW Startup Garage

BMW Startup Garageが2024年7月17日、独DeepDriveと共同で電気自動車(EV)向けインホイールモーターの路上テストを実施すると発表した。

車輪のハブ内に電気モーターを搭載するインホイールモーターは、必要なスペースが少ないほか、高エネルギー効率、軽量、低コストで、幅広い車両モデルへの対応が期待できる。DeepDriveが開発するインホイールモーターは、2つの電気モーターを1つのユニットに融合し、エネルギー効率とトルク密度を高め、コンパクト化を図る「デュアルローターコンセプト」を採用している。従来の電気モーターでは、ステーターが内部か外部のローターどちらかを駆動するが、デュアルローターコンセプトでは、ステーターが両方のローターを同時に駆動する。すでにテスト装置で良好な結果が得られており、最終的には自動車の量産モデルへの採用を目指すという。

BMW Startup Garageは、スタートアップの顧客となることで、独BMWグループのイノベーションや業務遂行能力の向上を目指す「ベンチャー・クライアント」として運営されている組織だ。DeepDriveをはじめ、スタートアップと密接に協力しながら技術開発を進めている。

関連情報

BMW Startup Garage to road-test revolutionary e-drive by DeepDrive

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