中国DJI、3眼カメラを持つドローン「Mavic 3 Pro」を発表――Hasselblad製カメラを搭載

中国のドローン大手であるDJIは2023年4月25日、焦点距離が異なる3台のカメラを特徴としたドローン「Mavic 3 Pro」を発表した。

搭載するカメラの1台目は、スウェーデンの老舗カメラメーカーであるHasselblad製だ。焦点距離は24mm(35mm換算)の広角レンズを持ち、イメージセンサーは4/3型のCMOS素子だ。

2台目のカメラは、焦点距離70mm(35mm換算)の中望遠レンズで、1/1.3インチのCMOS素子のイメージセンサーを持つ。3台目が、焦点距離166mm(35mm換算)の望遠レンズと、1/2インチのCMOSセンサーの組み合わせだ。

3台のカメラの制御は、手元のコントローラーのディスプレイをタップして切り替える。ソフトウェア面では、米Appleが開発した映像コーデック「ProRes」をサポートする。また、安全面では8つの広角ビジョンセンサーを装備し、あらゆる方向の障害物を検知する。

Mavic 3 Proの飛行可能時間は43分で、ドローンから最大15km(日本国内では8km)先のコントローラーに、解像度1080p、60fps毎秒のカメラ映像を安定的に送信できる。折りたたみできる構造で、重量は958g、価格は2,199ドル(約30万円)だ。

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