Northrop Grumman、核兵器と指揮官をつなぐ通信航空機の改良版を米海軍に納入

Photo Credit: U.S. Navy

米Northrop Grummanが2023年6月6日、通信中継航空機「E-6B Mercury」の改良版1機を米海軍に納入したと発表した。

E-6B Mercuryは、大陸間弾道ミサイル(ICBM)と潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)、戦略爆撃機の「核の3本柱」や国家指揮権限に関わるアメリカ大統領と国防長官の通信を提供し、指示を伝達する役割を担う。俗に「Doomsday plane(終末の日の飛行機)」とも呼ばれる航空機だ。商用機である「Boeing 707」をベースに作られており、Northrop Grummanは2022年2月に1億1100万ドル(約160億円)に及ぶ保守契約を米海軍と結んでいた。今回の納入も同契約に基づくもので、すでに第2機目も同社の航空機保守/製造センターに到着し、改良作業が開始されているという。

同社の任務即応維持を担当するScott Pfeiffer氏は、「Northrop Grummanは、信頼性と耐久性に優れる、残存可能な空中指揮統制/管理通信を提供し、海軍の任務を支援しています」と説明した。

関連情報

Northrop Grumman Delivers First Modified E-6B Mercury to US Navy | Northrop Grumman

関連記事

アーカイブ

fabcross
meitec
next
メルマガ登録
ページ上部へ戻る