滑走路を必要としないドローン「Mojave」が、不整地での離着陸に成功

米General Atomics Aeronautical Systems(GA-ASI)は2023年8月1日、同社の無人航空機システム(UAS)の「Mojave」が、カリフォルニア州El Mirage近郊の未舗装路で、複数回の離着陸に成功したと発表した。

Mojaveは、滑走路などの空港のインフラを必要とせず、前線の作戦基地に様々な物資を供給する。また、C-130輸送機で運搬し、現地で迅速に組み立てて運用を開始できる。

今回のテストで使用した未舗装路の長さは、離陸時に586 feet(179m)、着陸時は335 feet(102m)だ。未整備の路面に対応する短距離離着陸(Short Takeoff and Landing: STOL)能力の拡大は、UASの汎用性を向上させ、運用範囲の拡大につながる。

Mojaveの設計方針は、「Modular Open System Approach(MOSA)」という、いわゆるモジュラー構造とオープン化に対応するかたちだ。MOSAに対応した航空電子機器、データリンク装置、統合センサー、ノートパソコン型の地上管制ステーションなどで構成する。

また、高揚力装置を備えて大型化した主翼、実戦環境で実証済みの出力450馬力のタービンエンジン、不整地での運用に耐える着陸装置などを備える。

装備としては、主翼に最大16発のヘルファイアミサイル、各種弾薬、航空機から発射する自律的なセンサー/無人システム「Launched Effects (LEs)」などを搭載する。また、光学/赤外線、合成開口レーダー/地上移動目標探知機、統合全領域作戦を通じて任務を支援する。

GA-ASIのDavid R. Alexander氏はコメントの中で、滑走路に依存せず、過酷な場所でも任務を遂行できることは、あらゆる地域の指揮官にとって作戦の可能性を広げると説明した。

関連情報

GA-ASI Mojave STOL UAS Completes First Dirt Operation | General Atomics Aeronautical Systems Inc.

関連記事

アーカイブ

fabcross
meitec
next
メルマガ登録
ページ上部へ戻る