- 2023-9-25
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- e-Boost, Ninja e-1, Z e-1, カワサキモータース, リチウムイオンバッテリー, 欧州A1ライセンス, 走行モード, 電動モーターサイクル
カワサキモータースは2023年9月21日、同社初の電動モーターサイクル「Ninja e-1」と「Z e-1」を公開し、2023年10月以降各国で順次発売を開始すると発表した。日本国内を含め、発売時期や価格は今後決定次第発表される。
「Ninja e-1」「Z e-1」は、欧州A1ライセンス(排気量125cc以下、最高出力15馬力以下)に対応し、最高出力9kW(12PS)のコンパクトな電動モーターを搭載した。
Ninja e-1は、Ninjaシリーズのイメージを残したスポーティーなフルカウルデザインを採用するとともに、通常排気管が配置されるカウル下部をスリム化して、シャープでコンパクトなイメージを目指した。灯火類は全てLEDを採用し、車両重量はバッテリーを含め140kgとなっている。
Z e-1は、Zシリーズのアグレッシブさを意識するともに、電動の未来的なイメージをバランスよく組み合わせたデザインとした。従来、ラジエターが装着されている部分にはヘッドパイプカバーを装備し、シャープなスタイリングを際立たせた。車両重量は135kgで、灯火類は全てLEDとなっている。
両モデルとも、リチウムイオンバッテリーは取り外しでき、家庭用コンセントから充電できる。専用アダプターを使用すれば、バイクに搭載したままの充電も可能で、バッテリー1個あたりの充電時間はフル充電で約3.7時間。一充電あたりの走行距離は72kmとなっている。
走行モードの切り替えも可能で、通常走行のための「ROADモード」と出力を制限してバッテリーの消耗を抑制する「ECOモード」がある。走行モードの選択は、左側ハンドルに配置されたモードスイッチで行い、スロットルが完全に閉じた状態であれば、走行中でも変更できる。
また、上り坂などで15秒間、加速を向上させ、最高速度を上げる「e-Boost」や、駐輪時などバイクを押す際に役立つ「ウォークモード」などの機能も備えている。
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