米Comcast、停電時もネットに接続できるデバイスを発売――WiFiエクステンダーとしても機能

インターネットサービスプロバイダーの米Comcastは2023年8月15日、嵐などによる停電の際にもインターネット接続を維持できる、バックアップ接続デバイス「Storm-Ready WiFi」を発売した。

Storm-Ready WiFiは、停電が発生するとネットワークを自動的にセルラーバックアップに移行。携帯電話回線でインターネット通信が可能になる。4時間使用できる充電式バッテリーを備えており、アメリカでの平均停電時間(2時間)に十分耐えられるという。

また、自宅内で電波の届きにくい場所まで強力なWiFi信号を届ける、WiFiエクステンダーとしても機能。Xfinityゲートウェイと連動して、家全体をシームレスにカバーする。また、WiFi 6にも対応しており、近年増え続けているIoTを取り入れたコネクテッドホーム内のたくさんのデバイスに、高速、低遅延、広い帯域幅の接続を提供する。

Storm-Ready WiFiは、36カ月間、月額7ドルで利用可能だという。この料金には無制限のセルラーデータが含まれる。Storm-Ready WiFiのプラグをコンセントに差し込み、Xfinityアプリのアクティベーション手順に従うだけで使用を開始できる。

Storm-Ready WiFiの筐体には65%の再生プラスチックを使用しており、同社初の再生材料を使用して設計されたデバイスとなっている。

関連情報

Comcast Is The First Internet Provider to Offer a Back-Up Connectivity Device Designed to Keep Customers Connected During a Storm

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