- 2023-10-2
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- Air Scooter, eVTOL(Electric Vertical Take-Off and Landing aircraft:電動垂直離着陸機), Ultralight Vehicles, Zapata, アメリカ連邦規則集(CFR)PART 103, カーボンフットプリント, ドローン, ハイブリッドエンジン, ハイブリッドパワートレイン, ハイブリッド電気推進システム, フライバイワイヤー
フランスのZapataが、ハイブリッドエンジンでドローンのように飛行するeVTOL「Air Scooter」を開発した。
Air Scooterは、個人用のeVTOL(Electric Vertical Take-Off and Landing aircraft:電動垂直離着陸機)だ。機体の大きさは340×340×256cmで、重量は115kg。巡航速度は80km/hで、最高速度は100km/h。最大積載量は120kgだ。18.9Lの燃料タンクを備えたハイブリッド電気推進システムにより、2時間以上の飛行が可能だ。ハイブリッドパワートレインと持続可能な燃料により、AirScooterのカーボンフットプリントは乗用車並みだという。
Air Scooterの仕様は、連邦航空規則PART 103で定義される「Ultralight Vehicles」に準拠したものだ。同規則では、重量115 kg以下の1人乗り超軽量動力機で、燃料容量19L以下、最高速度 102 km/h以下、失速速度44 km/h以下という航空機に対して、操縦士免許、身体検査、機体登録が免除されている。
また、特許取得済みのコンピューター支援による「フライバイワイヤー」制御で、最小限のトレーニングで最高レベルの安全性を保証するとしている。
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