日東精工、冷間圧造技術を活かした異種金属接合技術「AKROSE(アクローズ)」を開発

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日東精工は2018年10月17日、異なる金属を強固に密着させる接合技術「AKROSE(アクローズ)」を開発したと発表した。同技術を適用した製品を同年11月1日に発売する。

近年、自動車業界を中心に、特性が異なる金属材料や他の材料を組み合わせて併用するマルチマテリアルが注目され、軽量化や高強度化の需要が高まっている。金属部材の接合加工は、ねじ締結やかしめ、圧入などの機械的接合、接着剤を用いる化学的接合、溶接や摩擦接合などを使用した冶金的接合の3種類に分類され、いずれの接合技術にも長所/短所がある。

同社はこれまで、ねじの製造で培われた、常温で力を加えて成形する冷間圧造技術を活かし、強固な異種金属接合を行う工法の研究を重ねてきた。そして今回、冷間圧造技術によって素材を成形した後、その素材同士(複数個)をプレス加工により強固に接合させる技術、AKROSEを開発した。

この技術は、冷間圧造技術を用いるため、 鉄、ステンレス、アルミニウム、銅などの多様な材料を接合できる上、複雑な接合形状でも実現できる。また、各材料の特性を活かした異種金属材料の接合が可能で、素材同士の密着性も高いため、部材間の導通性などの特性を高めることも可能だ。さらに、素材形状を工夫することで、接合部の回り止め強度(耐トルク強度)を高めることもできる。そして、他工法で必要な熱や超音波などの印加が不要なため、環境負荷の低減も期待できる。

同技術による製品は、自動車業界、電池業界、家電業界、電子機器業界、インフラ業界などへの展開を想定しており、2020年度には月産100万個の出荷を目指すとしている。

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