無人航空機システム「T-600」、空中からの魚雷投下に成功

英BAE SystemsとMalloy Aeronauticsが共同開発したT-600無人航空機システム(UAS)のデモ機が、ポルトガルで行われた大規模な演習で、訓練用対潜魚雷「Sting Ray」の投下に成功した。

REPMUS(Robotic Experimentation and Prototyping with Maritime Uncrewed Systems)として知られるこの演習は、海上での無人システムに関するコンセプト、要件、新技術、進歩技術をテストするために行われており、アイルランドとスウェーデンのほか、NATOのパートナー15カ国が参加した。

T-600は、垂直離着陸が可能で、ペイロードは200kg、最高時速140kmで飛行できる。また、積載量にもよるが航続距離は最大80km。サイズは小型車程度で、簡単に分解して輸送できるように設計されている。

さらにT-600は、T-650に適用可能な技術を開発、検証するために設計されているという。T-650は、軍事、商業、人道的用途に適用可能な全く新しい設計の全電気式重量物運搬UASで、自動化されたロジスティクスとして、補給、負傷者の避難、対潜水艦戦の分野で重要な能力を提供するとともに、軍隊による環境への影響も軽減する。

BAE Systems Maritime Servicesの水中兵器責任者であるDave Quick氏は、「UASは、素早く発進でき、持ち運びも簡単です。これらは、高価な兵器や乗組員を危険から守り、有人ヘリコプターやASW(対潜水艦戦)専用水上艦艇と並んで、ASWの役割を増大させるでしょう。UASがSting Rayを発射することで、さまざまな海軍プラットフォームに魚雷を搭載することを可能にし、運用上の柔軟性が向上するのです」と述べている。

Quick氏はまた、「私たちのSting Ray Mod 2の開発は、配備後の武器の有効性だけでなく、Sting Rayの配備方法を増やすことにも焦点を当てています。その一環として、対応するプラットフォーム・インターフェースの幅を広げ、ドローンを含む新たな魚雷展開メカニズムを成熟させ、ASWや対魚雷防衛における運用上の利点を探っています」と今後の展開についても言及している。

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T-600 achieves significant milestone at NATO exercise | News & Events | BAE Systems

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