- 2024-1-16
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- Direct Air Capture(DAC), Mission Zero Technologies, Nicholas Chadwick, TERC(Translational Energy Research Centre), エンド・ツー・エンド生産, シェフィールド大学, 持続可能な航空燃料(Sustainable Aviation Fuel:SAF)
英ロンドンに拠点を置くスタートアップMission Zero Technologies(以下、Mission Zero)は、大気中のCO2を回収して高純度ガスを製造するシステムを開発した。英シェフィールド大学エネルギー研究所の試験実証施設Translational Energy Research Centre(TERC)に納入されたシステムは2023年12月11日に稼働開始した。
TERCは、このシステムが大気中から回収したCO2を使用して、持続可能な航空燃料(Sustainable Aviation Fuel:SAF)のエンド・ツー・エンド生産を検証する。
Mission Zeroが開発した「Direct Air Capture(DAC)」と呼ばれる技術は、大気を取り込み空気中のCO2を分離、濃縮して高純度ガスにする。同社はDACについて、人体がCO2を細胞組織から肺へと運び、体外に排出する仕組みから着想を得た、有機的なプロセスだとしている。
これにイオン選択性の電気化学的なCO2分離プロセスを結合させ、継続的かつ効率的にCO2を大気から取り出して純ガスを精製する。TERCに設置されたDACシステムは水と太陽光発電のみを使用して、年間50トンの高純度CO2を回収する予定だ。
Mission ZeroのCEOであるNicholas Chadwick博士は「DACは産業の脱炭素化と永続的なカーボン除去を推進できるマルチユースな技術だ」としている。
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