大規模棚のワンストップ梱包を実現した自動倉庫システムの内覧会を実施 RENATUS ROBOTICS

東大発の物流ロボティクスベンチャーのRENATUS ROBOTICSは2024年6月5日、自動倉庫システム「RENATUS(レナトス)」内覧会をイー・ロジットの埼玉草加フルフィルメントセンター(埼玉草加FC)にて開催したと発表した。3部構成で合計144名に、縦横自在に移動する高速シャトルと独自のアルゴリズムを組み合わせたシステムを紹介した。

RENATUSは、これまで困難とされていた大規模棚のワンストップ梱包に、独自設計と配車アルゴリズムで対応。1人の作業者による1工程のみで、ピッキング、集約、梱包の全行程を完結できる。

また、従来品における荷合わせ用の搬送コンベアを一掃しており、大幅にコストを削減している。ピッキング人件費は、ワンストップ梱包によって最大2分の1まで削減。さらに、最大30mの高さまで積載できる。独自設計により、高額だった棚コストも大幅に圧縮。これらにより、従来の自動倉庫と比べコストを50%削減している。

今後、冷凍帯への対応、段ボールなど搬送アイテムの多様化による対応ユースケースの拡大を目指す。また、米国でのLaaS型事業の展開(荷主企業への物流機能の提供)、ロボットアームによるRENATUSの前後工程の自動化、自動運転トラック、自律走行ドローンなどによる配送の完全自動化に取り組んでいく。

関連情報

東大発・物流ロボティクスベンチャーRENATUS ROBOTICS、(株)イー・ロジット埼玉草加FCにて内覧会を実施 | RENATUS ROBOTICS株式会社のプレスリリース

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