- 2024-6-24
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- C50HP(Common 50 High Performance), Northrop Grumman, システムエンジニアリング, デジタルソリューション, デジタルモデリング, デジタル環境, 上段用ロケット, 地上燃焼試験, 大型固体ロケットモーター, 完全デジタル設計
米Northrop Grummanは2024年5月22日、同社初の完全デジタル設計による大型固体ロケットモーター「C50HP(Common 50 High Performance)」の地上燃焼試験に成功したと発表した。
C50HPは、モデルベースシステムズエンジニアリングによって全てデジタル環境で開発された大型ロケットモーターだ。上段用ロケットとして、大気圏外の飛行や、推進の最終段階を含むさまざまなミッションに対応できる。
今回の試験によりデジタルモデリングとシミュレーションが検証され、モーターの設計成熟度と性能が実証された。全圧での構造認定試験が完了したことで、さまざまな負荷や過酷な環境に耐えられる設計能力が確認できた。
同社はデジタルソリューションの導入により、次世代推進システムの設計、試験、製造方法を変革している。C50HPは固体ロケットモーターの追加機能をより迅速に設計、試験でき、顧客の生産性を向上させるという。