防衛システム「Enduring Shield」、ドローンと巡航ミサイルの迎撃に成功 米Leidos

ⒸLeidos

防衛装備を開発する米Leidosは2024年9月17日、無人航空機システム(UAS: Unmanned Aircraft System)と巡航ミサイルへの対抗を目的とした、同社の陸上移動システム「Enduring Shield」が、迎撃テストに成功したと発表した。

この成果は、同社がミサイルおよび宇宙プログラム運用組織のPEO MS、層状防衛に対応する短/中距離防衛プロジェクトチーム、およびPEO MSの統合火器チームらと協力し、間接火器防御システム「IFPC Inc 2」のテスト結果として発表したものだ。

IFPC Inc 2は民間と軍用のインフラを保護する防衛システムとして、重要な役割を持つ。また、戦術的短距離防空および戦略的システム、終末高高度防衛(THAAD)ミサイル、パトリオット部隊とのギャップを埋めるように設計されている。

このデモでは、AIM-9Xミサイルを使用して、標的とするUASと巡航ミサイルを探知、追跡、交戦し、迎撃した。また、統合戦闘指令システム(IBCS: Integrated Battle Command System)、センチネルA3レーダー、ミサイルデータリンク装置と統合した構成で、実弾射撃でUASと巡航ミサイルを無力化した。

同社は最近、米陸軍から永続的間接火器防護能力(IFPC: Indirect Fires Protection Capability)の初期運用試験および評価の支援のための装備を受注した。この契約は、陸軍の統合防空ミサイル防衛アーキテクチャを支える、ミサイル遠隔通信リンクとソフトウェアの更新を含むものだ。

関連情報

Enduring Shield intercepts targets in flight test | Leidos

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