積層メタル系パワーインダクタシリーズを拡充し、量産を開始 太陽誘電

太陽誘電は2024年7月18日、積層メタル系パワーインダクタMCOIL LSCNシリーズ「LSCND1006HKT2R2MF」など、2サイズ2アイテムの量産を2024年5月から、同社子会社の和歌山太陽誘電にて開始したと発表した。TWS(True Wireless Stereo:完全分離型ワイヤレスイヤフォン)やスマートウォッチなど、ウェアラブル端末の電源回路向けチョークコイル用途のパワーインダクタで、サンプル価格は1個50円となる。

LSCND1006HKT2R2MFは、従来品「LSCNB1608HKT2R2MD」(1.6×0.8×0.8mm)から体積を約5割削減している。また、直流重畳許容電流値は0.8Aを確保。直流抵抗も375mΩと低抵抗となっている。

LSCND1006HKT2R2MFは、サイズ1.0×0.6×0.8mm(高さは最大値)、インダクタンス値2.2μH、インダクタンス許容差±20%、直流重畳許容電流0.8Idc1、温度上昇許容電流0.6Idc2、直流抵抗0.375Ω。LSCND1608HKT2R2MFは、サイズ1.6×0.8×0.8mm(高さは最大値)、インダクタンス値2.2μH、インダクタンス許容差±20%、直流重畳許容電流1.3Idc1、温度上昇許容電流1.4Idc2、直流抵抗0.250Ωとなっている。

同社は今後も、高機能化や高信頼化、さらなる小型や薄型化など、ラインアップの拡充を進めていく。

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