洋上風力発電所に、その場で電力を利用できるオフショア充電ステーションを設置 Parkwind

ベルギーのParkwindは2024年7月22日、洋上風力発電所に電動保守船を充電できるオフショア充電ステーションを設置したと発表した。

充電ステーションは、MJR Power & Automationが開発した先駆的なシステムを共同で統合して導入された。ベルギー北海の沖合47kmに位置するノーベルウィンド風力発電所で運用される。同発電所は、Parkwindによる3番目の洋上風力発電プロジェクトで、19.8km2のエリアに50基の風力タービンが設置されている。発電所の保守に用いられる電動作業船は、この風力タービンで発電したグリーンエネルギーを充電ステーションを通じて直接使用できるようになった。

最大2MWのCTV(Crew Transfer Vessel:作業員輸送船)と、最大8MWのSOV(Service Operation Vessel:大型作業支援船)の充電に対応する。これにより、従来保守船の充電に利用されていたディーゼル発電機からの排出ガスを大幅に削減できる。充電ケーブルは手動操作が不要で、自動的に接続および解除される。充電ケーブルが接続されることにより、保守船は海流に関係なく所定の場所に留まることができる。

2025年1~3月期には、初の商用オフショア充電ステーションの納入も予定している。

関連情報

Parkwind achieves world-first offshore green energy charging with MJR Power & Automation’s pioneering system

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