透明発電ガラスの高性能版を共同開発 NTTアドバンステクノロジとinQs

NTTアドバンステクノロジは2024年9月30日、inQsと共同で透明光発電素子(SQPV)技術を活用した透明発電ガラス(SQPVガラス)の発電性能と品質を大幅に向上させることに成功したと発表した。SQPVガラスの新しいバージョンの評価用サンプルを、同年11月1日から提供開始する。

新バージョンでは、従来の30cm角ガラス1枚1セルの形態から11×6のマルチセル化し、材料も改良して同サイズでの出力値を大幅に向上させた。発電効率は1%、発電性能は50mW以上、可視光透過率は56%以上だ。

両社は今後、新バージョンの安定供給に向けた体制を整えるとともに、屋外利用向けの性能向上や遮熱/断熱性能評価などに取り組むことで、SQPVガラスの適用範囲拡大を進める。

関連情報

2024年09月30日 性能向上した透明発電ガラス「SQPVガラス」の評価用サンプルの提供開始 | NTT-AT

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