シューズの一体ソールを3Dプリンターで設計、製造する技術を開発――パーソナルフィッティングシューズの注文受付を開始 ミズノ

ミズノは2024年11月26日、個人専用の一体ソールを3Dプリンターで設計、製造する技術を開発したと発表した。2025年4月1日より、同技術を用いたパーソナルフィッティングシューズ「3D U-Fit」の注文受付をMIZUNO TOKYOにて開始する。

3D U-Fitでは、個人の足型を測定することで、測定データに応じた一体ソールを作製可能。各個人の足にフィットしたオリジナルシューズを作ることができる。

アウトソール、ミッドソール、中敷きを一体化した構造となっている。極端に足幅が狭い、または広い人や、左右でサイズが異なる人に対応できる。

また、将来的には、脚の長さが異なる人に向けてソールの厚さを調整する、個人の嗜好や体のバランスに応じてソールの硬度を変更するといったことにも対応する予定となっている。

MIZUNO TOKYOでは、購入者の足形を片足ずつ測定し、専門家の診断をもとに、土台となるソールを設計する。さらに個人の癖や嗜好、悩みなどを考慮してオリジナルシューズを作製する。

測定、製造イメージ

アッパーカラーはホワイトとブラックの2色から選択可能だ。ソールもType-AとType-Bの2種を用意した。

データを基に、ミズノテクニクス山崎ランバード工場が実際の製造を担う。注文後約2週間で完成する。金型が不要なほか、オーダーメイドのため大量の材料や在庫も不要で、環境負荷を低減できる。

アッパーに合成繊維を、ソールには合成樹脂を使用した。価格は5万5000円(税込)。サイズは22.0〜29.0cmとなっている。

関連情報

パーソナルフィッティングシューズ「3D U-Fit」の開発|ミズノ株式会社

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