- 2025-3-7
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- Neoline, Neoliner Origin, RMK Marine造船所, マスト設置, ロールオン・ロールオフ船(RORO船舶), 係留運転, 商用帆走貨物船, 最終艤装(ぎそう)工事, 格納式カーボンマスト, 温室効果ガス

仏Neolineは2025年1月31日、全長136mの商用帆走貨物船「Neoliner Origin」の進水式をトルコのRMK Marine造船所にて実施したと発表した。
Neoliner Originは、76mの格納式カーボンマスト2本を備え、トラックや荷台ごと輸送するロールオン・ロールオフ船(RORO船)だ。最大積載重量は5300トン、運行速度は時速20kmで、同等サイズの従来の船舶に比べ、温室効果ガスの排出量が最大80%削減できる。造船にあたり、合計3500トン以上の鋼材が切断され、75個のブロックが組み立てられた。すでに主要機器の設置を完了しており、近く最終艤装(ぎそう)工事、マスト設置、係留運転を予定している。
Neoliner Originhは、フランスとアメリカ、カナダを結ぶ定期便として運航する。今後、数カ月の間に海上試験が行われ、2025年6月下旬の引き渡し、そして2025年夏の就航が計画されている。