- 2023-9-22
- 技術ニュース, 機械系, 海外ニュース
- Blake Scholl, Boom Supersonic, General Electric, J85, JAL, Overture, XB-1, アメリカ連邦航空局, カーボン, チタン, ユナイテッド航空, 耐空証明書, 超音速旅客機
米Boom Supersonicが、超音速旅客機「Overture」の開発を進めている。同社は2023年8月24日、デモ機である「XB-1」の飛行準備に入るため、モハーヴェ空港にて、地上での走行テストを実施したと発表した。さらに、アメリカ連邦航空局から耐空証明を受け取り、モハーヴェ砂漠上空での飛行許可も取り付けたという。
Overtureは、従来の旅客機より2倍の速度で飛行し、100％持続可能な航空燃料で稼働する。すでにJALやユナイテッド航空が購入契約を締結しており、サンフランシスコと東京をわずか6時間で結ぶ。
今回初飛行に向け準備が進められているXB-1は、Overtureの約3分の1に当たる約21.6mのデモ機。機体にはチタンとカーボンの複合材を使用、エンジンはGeneral Electric製「J85」を3基搭載し、合計で最大1万2300lbfの推力を発揮する。
Boom SupersonicのCEOを務めるBlake Scholl氏は、「XB-1初飛行に向けた最近の進展は、世界初となる独自開発の超音速ジェット機の製造と安全な飛行に向け、チームの総力を結集したことによるものです」と説明した。
関連情報
Boom Supersonic Advances Flight Preparations for XB-1
Boom Supersonic、商用超音速ジェット機のプロトタイプ「XB-1」を公開
