ニューヨークとロンドンを3時間で結ぶ、超音速ビジネスジェット「Spike S-512」

米Spike Aerospaceは、開発中の超音速ビジネスジェット「Spike S-512」の購入予約を受け付けている。同機の飛行速度はマッハ1.6で、ニューヨークとロンドンを3時間で結ぶ。キャッチコピーは「Fly Supersonic. Do More.」で、出張時間の有効活用を提案している。

Spike S-512は、静音を特徴とした、超音速飛行技術を採用するビジネスジェットだ。地上に影響を与える、ソニックブームと呼ばれる大音響を発生させることなく、既存の民間航空機との速度差は、時速約724kmになるという。

機体のスペックは、搭乗人数が12~18人、動力には独自の静音技術である「Quiet Supersonic Flight technology」を搭載する。客室には、窓のように機外の様子を投影できる大型ディスプレイを特徴とする、「Multiplex Digital Cabin」を装備する。

Spike S-512の性能によって、フライト時間は従来比で約40%短縮する。Spike Aerospaceは、交通や輸送手段の技術進歩が生活水準を向上させてきた歴史を挙げ、スピードの重要性を強調している。

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