- 2024-6-3
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実習キットを動かしながらPythonによるモーター制御系の設計方法などが学べる「[VOD/Pi3A KIT/Book]Pythonで一緒に!ロボット制御のモデルベース設計【実習編】」が2024年5月29日、ZEPエンジニアリングから発売された。実習キットのほか、テキスト、お手本のソースコードなども付属しており、オンライン動画(VOD)と併せて制御工学の考え方や使い方が理解できる。
AIなどを使ってロボットなどを動かすには、動きを制御する制御工学の知識だけでなく、モーターなどの駆動装置やセンサーなどの仕組み、コンピューターとの接続方法などを理解する必要がある。今回発売された製品は、VODやテキストで知識を学び、実験キットを使って実際にモーターの制御方法を体験することで、Pythonを使ったプログラミングの理解を深めていく。
テキストと講義動画では、組み込み制御やネットワーク制御でよく用いられるRaspberry Piの概要やPythonコードの記述方法、メカトロニクスの基礎のほか、制御工学の基本やモデルベース設計などを分かりやすく解説。講義ビデオが339分、テキストは全251ページと充実した内容となっている。
また、実験キットは、Raspberry Pi 3 Model A+や電源アダプタ&USBハブ、モータードライバー基板完成品(動作確認済)、DCモーター(IT0481)、実習環境書き込み済みマイクロSDカードなどがセットになっており、工具不要ですぐに実験を始められる。
このほか、LEDの点灯制御やモーターのON/OFF制御、モデルベース設計など講師が作成したソースコードも10点以上提供される。
著者、講師は大阪大学大学院工学研究科の南裕樹准教授。定価は3万7950円(税込、送料無料)で、ZEPエンジニアリングのオンラインストアから購入できる。