- 2024-10-16
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- Aerial Reconfigurable Embedded System Demonstration Vehicle:ARES-DV, Compact Fly-By-Wireシステム, Honeywell, Mobile Multiple Mission Module, Piasecki Aircraft, Strategic Funding Initiative:STRATFI)プログラム, ティルトダクト型, モジュール式VTOL, 垂直離着陸機(VTOL), 米空軍
米Piasecki Aircraftが2024年9月10日、ティルトダクト型の垂直離着陸機(VTOL)「Aerial Reconfigurable Embedded System Demonstration Vehicle(ARES-DV)」の初飛行試験に成功したと発表した。同飛行試験は、米空軍と陸軍が後援する3700万ドル(約55億3500万円)の「Strategic Funding Initiative(STRATFI)」プログラムの一環として実施された。
ARESは、マルチミッション対応のモジュール式VTOLであり、無人と有人のどちらでも操作できるよう設計されている。主に複雑な地形で分散して活動する小規模戦闘部隊への支援を目的に要員/貨物輸送などを想定し、物流のフットプリントとコストを大幅に低減しながら、さまざまなミッションに対応する柔軟性を兼ね備える。飛行制御システムには、米Honeywellの「Compact Fly-By-Wire」システムを使用している。
初飛行試験は、機体を係留した状態で2つのステップで実施された。1つ目はモジュールを取り付けない状態で1分間のホバリングに成功し、2つ目は陸軍の「Mobile Multiple Mission Module」を取り付けて1分間のホバリングに成功した。空軍研究所のBarth Shenkプログラムマネージャーは、「ARESは分散運用に不可欠な重量積載かつ時間厳守の物流向けVTOL技術の新たな基準を確立します」と説明した。