旭化成は2024年11月25日、ミリ波帯の空洞共振器を用いた小型微小金属検査システムのライセンスの無償貸与を、協業企業向けに2025年1月から開始すると発表した。
同検査システムは、誘電率の変化に対して高い感度の空洞共振器を用いることで、最小で直径50μmまでの非常に小さな金属を検出できる。食品や医薬、半導体などさまざまな製造ライン上の対象物内の微小金属を検出し、製品品質を向上させることが可能だ。
今回、ライセンス販売に向けた協力企業へ無償貸与することで、協力企業が同検査システムによる性能の検証などを始めることができる。これにより、金属探知装置の製品化までの期間を短縮することを目指す。
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ミリ波帯の空洞共振器を用いた小型微小金属検査システムのライセンス提供開始について | 2024年度 | ニュース | 旭化成株式会社