GE Hitachi Nuclear Energy製の小型原子炉「BWRX-300」、イギリスでの配備に向け前進

イギリスの原子力規制庁と環境庁、ウェールズ天然資源省が2024年12月12日、GE Hitachi Nuclear Energy製小型原子炉「BWRX-300」の包括的設計審査(GDA)のステップ1を完了し、ステップ2への移行を発表した。

BWRX-300は、市販の燃料で駆動し、簡素化された構成で建設に必要なコンクリートや鋼材の量を削減できる。発電や水素製造、海水淡水化、地域暖房などの産業用途に展開できるコスト競争力のあるソリューションだ。

GDAは、イギリスで初めて採用/建設される原子炉設計に義務付けられている事前認証審査だ。ステップ1では、ステップ2を開始するために必要な準備と工程、書類、BWRX-300の技術評価の範囲やスケジュールが確認された。ステップ2では、イギリスでの配備に対するBWRX-300設計の基本的な妥当性の評価に重点が置かれ、一般的な安全性とセキュリティ、アプローチの適合性などが考慮される。

原子力規制庁のRob Exley氏は「GDAのステップ2は、BWRX-300原子炉の技術的評価の始まりとなるもので、GE Hitachiが提出した設計がイギリスで安全かつ確実に配備できるかを検証することになります」と説明した。

関連情報

GE-Hitachi’s BWRX-300 completes the first step of generic design assessment | Office for Nuclear Regulation

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