アクロバット飛行能力を備える100%電動航空機の初飛行を実施 仏AURA AERO

仏AURA AEROは2024年12月3日、同社の2座席電動航空機「INTEGRAL E」がトゥールーズ・フランカザル空港で初飛行を行ったと発表した。

「INTEGRAL E」は、訓練やレジャー用に設計されたアクロバット飛行能力を備える100%電動航空機だ。飛行可能時間はおよそ1時間で、30分以下での急速充電能力を備える。熱機関で推進する同クラスの航空機と比較して、飛行時間あたりのコストは半分になるという。

同社の「INTEGRAL」シリーズは世界中の飛行クラブや訓練学校からニーズが高く、INTEGRAL E、R、Sの3バージョンの合計ですでに数百機を受注している。INTEGRAL Rの納入は2025年初頭に開始される予定で、今回初飛行を実施したINTEGRAL Eは、今後2年間の飛行試験を経て2026年の就航を予定する。

同社の社長で創業者のJérémy Caussades氏は「この航空機は、訓練学校や飛行クラブからの多くのニーズに対応した、電気推進による初の航空機のひとつです。航空の脱炭素化は今や現実のものとなりました」と説明した。

関連情報

AURA AERO’S INTEGRAL E performs maiden flight !

関連記事

アーカイブ

fabcross
meitec
next
メルマガ登録
ページ上部へ戻る