注油レスにより点検工数を大幅に低減した真空遮断器を販売――摺動部の大部分に特殊コーティングを採用 日立産機システム

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日立産機システムは2021年6月30日、注油レスにより点検工数を大幅に低減し、保守性を向上した真空遮断器「新型Cシリーズ」の販売を2021年9月から開始すると発表した。新型Cシリーズ摺動部の大部分を特殊コーティングし、摺動部の定期的な清掃と注油作業を不要にしている。

真空遮断器は、機器や電力系統に異常が発生したときに、過電流継電器などと組み合わせて自動的に回路を遮断し、故障系統を切り離す機器である。

真空遮断器の摺動部の潤滑にはグリースを使用しており、長期設置される間に固化や粘性が増す固渋の発生によるグリースの劣化や、油切れによる機構部の動作不良により投入不良や引き外し不能を防止するため定期的な注油が必要だった。また、真空遮断器の保守点検、更新の際、稼働している設備の電路を遮断する必要があり、安全に短時間で保守、更新作業ができることが求められている。

新型Cシリーズは、特殊コーティングを摺動部の大分部に採用しており、摺動部の定期的な清掃と注油作業が不要な注油レスとしている。注油が必要な同社従来機と比較し、点検工数を低減し、注油作業の不備による不具合の発生をなくしたという。また、摺動部の注油レス採用により、同社従来機に比べ、真空遮断器の期待寿命である20年間の点検回数を削減。定期点検を16回から2回に、精密点検を3回から1回に低減している。

従来機との点検周期比較

大幅に総点検時間を短縮して交換部品も低減することで、安全性を向上し、省メンテナンスとし、保守費用を削減する。真空遮断器の点検時は設備の電路を遮断する必要があるが、点検時の注油作業が不要なため点検時間が短縮できるという。

固定式の真空遮断器としては業界最軽量クラスとなる大幅な軽量化を実現。本体質量は24kgとなっている。リプレースする際は、軽量化した本体に加え、更新用互換パネルの採用と取り付けフックの標準装備により、事前の検討、交換作業時間の短縮を図れる。

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