- 2017-5-30
- 用語集
- HMI, ヒューマンマシンインターフェース
HMI(Human Machine Interface)とは?
HMIとは、人間が機械や装置を操作したり、人と機械との間で情報をやり取りするための手段や道具のこと。マンマシンインターフェイス(Man-Machine Interface)、UI(User Interface)とも呼ばれる。
身近な例では、ボタンやスイッチ、ダイヤルやペダルなどが入力装置、ランプ、メーター、ディスプレイ、スピーカーなどが出力装置にあたる。昨今の電子装置の高機能化に伴い、音声認識やセンサによるジェスチャコントロール、視野に直接情報を映し出すヘッドアップディスプレイ、AR(Augmented Reality:拡張現実)/VR(Virtual Reality:仮想現実)装置、レーザーホログラムなど、大量のデータを取り扱うさまざまなインターフェースが普及し始めている。
進化し続けているHMIは、ユーザビリティの向上はもちろん、特に自動車業界において、運転に集中しつつ操作できるインタフェースであることや安全性の高さが求められる。政府でもHMIの基準義務付けについて検討を始めている。
HMIを取り扱う企業は?
人が操作する機械や電子デバイスには必ずHMIが備わっているが、近年注目を集めている領域が、高度先進運転支援システムの搭載を進める自動車業界や、アミューズメント業界、ゲームや映画、音楽などのエンターテイメント分野だ。また、AR/VRを医療機器や治療に活用する例もある。
HMIに携われる求人は?
自動車メーカーや自動車部品サプライヤからの求人が多い。メーターなどのコックピットシステムやナビゲーションユニット、ヘッドアップディスプレイといった高度なHMIを設計するソフトウェアエンジニアが求められている。また、次世代車両「コネクティッド・カー」の実現へ向けて、自動車業界でもLinuxやAndroidのプログラミングスキルを持つエンジニアを求める動きがある。
他にも、HMIの研究開発職、アミューズメント業界がコンテンツ開発者やタッチパネル設計に関わるプログラマを募集するなど、求人は多方面にわたっている。