15代目の新型クラウン、トヨタ初のコネクテッドカーに――LINEで目的地登録や天気確認できる機能も

トヨタ自動車(トヨタ)は2018年6月26日、フルモデルチェンジして車載通信機DCMを全車に標準搭載する高級車「クラウン」を発売した。今回発売されたクラウンは15代目となり、同日発表された新型車「カローラスポーツ」とともに、トヨタとしては初のコネクテッドカーとなる。メーカー希望小売価格は460万6200円(税込)から。

新型クラウンの所有者には、通信情報サービス「T-Connectサービス」を3年間無料で提供する。事故・急病時に警察・消防に取り次いでくれる「ヘルプネット」、警告灯点灯時の走行に関するアドバイスなどを受け取れる「eケア」といった“安全・安心”にかかわるサービスや、ナビの目的地設定やホテル・レストランの予約などの要望にオペレーターが対応してくれる「オペレーターサービス」などのカーライフを“快適・便利”にするサービスも利用できる。

eケア(走行アドバイス)のサービスイメージ

そうしたサービスの1つとして、LINEと連携した「LINEマイカーアカウント」の機能がある。LINEトークを使って、ナビの目的地登録やガソリン残量や天気などの情報を確認できるようになる。その他に、安全性やエコの観点から運転手の技量を診断した結果をスマホで表示する「MyTOYOTA for T-Connect ドライブ診断」という新サービスも開始する。


車体には、TNGAに基づいた新プラットフォームを採用。パワートレーンをより低く配置して低重心化を図るとともに、フード・フェンダーにアルミを採用し、前後重量配分を最適化するなど、慣性諸元を作り込んだ。

パワートレーンについては、2.5Lハイブリッド車には、TNGAエンジン「2.5Lダイナミックフォースエンジン」を搭載。JC08モード走行燃費で1L当たり24.0kmの燃費性能を実現した。

3.5L車には、TOYOTAブランドで初めてマルチステージハイブリッドシステムを採用。ハイブリッドシステムに有段ギヤを組み合わせてV型6気筒3.5Lエンジンと走行用モーター両方の出力を制御することで、低速から力強い駆動力を生み出せる。

3.5L 8GR-FXS ENGINE+MOTOR・2WD

2.0L車には、2.0L直噴ターボエンジンを採用。吸排気効率を高めることで出力を向上し、低回転から応答性に優れ、全域にわたって高いトルクを確保している。

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