ヤマハ発動機は2015年10月26日、「未来の乗物」に関するアンケート調査結果を発表した。「未来の乗り物」と呼ぶために必要な3大要素は、「自動運転」「環境配慮」「浮く・飛ぶ」だと報告している。
同社が販売中のLMW(リーニングマルチホイール)「TRICITY(トリシティ)」のファンサイト「LMW部」が主体になって実施したもの。20~50代の男女624人から回答を集めた。
同アンケートではまず、10月30日開幕の東京モーターショーで発表される新しい乗り物に期待することを質問。男性は「新しいテクノロジーを持つ乗物」(38.5%)、「未来的なデザインの乗物」(35.3%)といった未知の機能やデザインといった未来性を求める声が目立ったが、女性は「環境性能の高い乗物」(41.3%)を求める傾向があったと分析している。
64.6%が「未来的な乗り物に乗ってみたい」
続いて、「未来的な乗り物に乗ってみたい、運転してみたいと思ったことはありますか?」と尋ねたところ、全体の64.6%が思ったことがあると回答した。
「未来的な乗り物」と呼ぶために必要な要素としては、約20%が「自動運転」、約16%が「環境配慮」、約13%が「浮く・飛ぶこと」を挙げた。ここでも男性では「自動運転」「浮く・飛ぶこと」がトップ2だったが、女性では「環境配慮」が最も多くなっている。
子供のころと比べて「環境性能の向上」「自動制御・自動運転」で未来的に
また、子供のころと比べて未来的な乗り物が増えたと感じるかと問い掛けてみた結果、「増えたと感じる」「どちらかと言えば増えたと感じる」が合わせて64.5%となった。
そのように感じる理由としては、「ハイブリット車、電気自動車の台頭」や、「真っ黒な排気ガスを出す車が少なくなった」といった「環境性能の向上」を挙げる声や、「自動運転の車や衝突を回避できる車が出てきたから」「自動ブレーキや自動駐車などの機能が出てきたから」などの「自動制御・自動運転」を根拠とする回答が上位を占めた。
「未来的な乗り物」の代表格は?
最後に、まだ実現していない乗り物や創作上の乗り物の中で、「未来的な乗り物」として思い浮かぶものは何かと質問。最も多かったのは「ドラえもん」に登場するタイムマシンや乗り物(約25%)で、次いで「バック・トゥー・ザ・フューチャー」のタイムマシン“デロリアン”(約20%)、特定の作品名と紐付いていない「タイムマシン」(約17%)という順になった。
そのほかにも、スターウォーズに登場する「ミレニアムファルコン号」や、「手塚治虫の漫画『アトム』に出てくるような乗り物」、「AKIRAに出てきたバイク」、「ドラゴンボールのブルマが乗っていた車」、「フィフス・エレメント」、「銀河鉄道999」、「スーパージェッターの流星号」、「サンダーバードS号」などの回答が寄せられている。
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