プロトラブズは2019年4月11日、多様化する顧客のニーズに対応するため、射出成形サービスにおける「特殊シボ加工サービス」と「反り解析サービス」を開始したと発表した。
特殊シボ加工サービスについては、これまでプロトラブズが提供してきた樹脂射出成形向けの2種類のブラスト表面仕上げに加え、日本エッチングの番手指定による特殊シボ加工サービスを利用できるようになった。シボ加工により、見た目だけでなく感触の向上や滑り止めの効果のほか、ヒケやウェルドラインを目立たなくする効果もある。
反り解析サービスは、従来の射出成形の製造性解析サービスに追加された「反り解析」のオプションで、射出成形の主な不具合である「反り」を予測し、発生箇所や程度に即した色や数値での見える化を可能にするものだ。さらにゲート位置や樹脂の種類を変えての比較シミュレーションも可能になったため、設計段階での対策が可能となり、手戻りの減少やコスト削減に貢献し、ものづくりの加速化を支える。同オプションは無償で利用可能だ。
同社は2019年4月17日から19日までポートメッセ名古屋で開催される『名古屋 設計・製造ソリューション展(DMS名古屋)』と、2019年5月22日から24日までインテックス大阪で開催される『高機能プラスチック展 関西』にて、同サービスの展示を行う予定だ。