NISSHAは2021年5月24日、同社が開発した「摩擦・せん断力センサー」評価用キットのレンタルを開始したと発表した。
摩擦・せん断力センサーは、垂直方向の圧力と水平方向の摩擦力およびせん断力の3方向の力を同時に検出できる力覚センサーだ。フィルムをベース基材しているので薄くて柔軟なため、ロボットハンドをはじめとした製品への組み込みや、入力デバイスのインターフェースなど、さまざまな場所や用途に利用できる。
今回レンタルを始める評価用キットは、同センサーモジュールに、USBケーブルと測定用ソフトウェアをセットにしたものだ。同ソフトウェアをインストールしたPCとセンサーモジュールをUSBで接続するだけで、感圧データの取得や表示ができる。
センサーモジュールの主な仕様は、測定周期が1~300Hz、感圧エレメントピッチがX 4mm、Y 6mm。感圧範囲は48×72mmで、外形サイズが113×280×20mmとなる。ソフトウェアはWindows10に対応しており、利用にはMicrosoft .NET Framework4.8以降のインストールが必要となる。