- 2021-7-12
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英メディア「Daily Telegraph」が、2021年5月11日に投稿したYouTube動画には、パレスチナのガザ地区から発射のロケット攻撃を、イスラエルのミサイル防衛システムが迎撃する様子が映し出されている。「Iron Dome」と呼ばれる同システムは、イスラエルの軍事・防衛関連企業Rafael Advanced Defense Systemsによるもの。同システムでは、90%以上の迎撃成功率を誇るという。
Iron Domeは、「C-RAM(アメリカ陸軍開発の迎撃システム)」や巡航ミサイル、精密誘導ミサイル、無人航空機、弾道ミサイルや長距離爆撃機による空襲、高密度一斉投下などによる攻撃を検出、評価、迎撃するシステムだ。これまで2000回以上の迎撃実績を持ち、短距離からロケットや迫撃砲、砲弾、航空機などに対抗する。
トラックに搭載して移動できるバージョン「I-DOME」もあり、機動部隊や軍事・産業施設の保護を提供する。また海軍バージョンの「C-DOME」では、船やそのほか海上資産の保護を提供する。
昼夜問わず、また全天候で機能し、スタンドアロンシステムとしての配備が可能。多層防空システムへの統合もできるとのことだ。