仏ブガッティ、1600馬力のハイパーカー「Bolide」を限定40台生産

フランスの自動車メーカーであるブガッティは、ハイパースポーツカー「Bolide(ボライド)」を限定40台生産すると発表した。2020年秋にBolideの試作車を披露した後、多くのコレクターから市販車として開発してほしいという要望が寄せられたため、少数生産することを決定した。

1600馬力を誇るこの車の重量はわずか1450kg程度で、パワーウェイトレシオは0.9kg/PSを実現している。また、8.0リッターW型16気筒エンジンを搭載。試作車ではオクタン価110のレース用燃料を使用していたが、今回の限定生産車はオクタン価98のガソリンを使用するので、世界中どこでも問題なく使用できるという。フランス語で「bolide」は「レーシングカー」を意味するが、その名の通りF1マシン並みの高性能だ。

また、Bolideの外観デザインは、まるで空気力学的に洗練されたF1カーのようだ。優美なフロントエンドに加えて複数のエアダクトを装備しており、その車高はかなり低く、非常にスポーティーなシートポジションとなっている。

現在、同社のデザイナーとエンジニアらは国際自動車連盟(FIA)の国際安全基準に沿って開発を進めており、同社社長のStephan Winkelmann氏は「デザイン、品質、そして車両の安全性を向上させながら、この市販車を、視覚的にも技術的にも技術デモ車両に限りなく近づけることができたことを誇りに思っている」とコメントしている。

Bolideの納車時期は2024年を予定しており、価格は400万ユーロ(約5億2000万円)だ。

関連リンク

Bugatti Developing Production Version of the Bolide Experimental Hyper Sports Car
BUGATTI BOLIDE

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