シリーズナンバーワンの低トルク性能で最軽量の、第5世代低トルク円すいころ軸受を開発 ジェイテクト

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ジェイテクトは2020年5月27日、円すいころ軸受LFTシリーズナンバーワンの低トルク性能でシリーズ最軽量となる次世代製品「第5世代低トルク円すいころ軸受(LFT-V)」を開発し、2022年を目途に量産を開始すると発表した。樹脂保持器形状を最適化し、潤滑油の流入量を最適制御している。

円すいころ軸受は、自動車のトランスミッションやデフユニットのピニオン支持などに用いられる部品である。油中で使用されるが、特に「潤滑油粘度が高い」「給油量が多い」「回転速度が高い」といった使用条件となり、軸受のポンプ作用により、潤滑油の攪拌損失が大きくなってしまうという問題があった。

同社は、これまで軸受内部に流入する潤滑油量を抑制し、大幅に低トルク化した「第3世代低トルク円すいころ軸受(LFT-III)」と「第4世代低トルク円すいころ軸受(LFT-IV)」を商品化しているが、さらなる低燃費化へのニーズに対応するため、第5世代低トルク円すいころ軸受(LFT-V)を開発した。

樹脂保持器形状の最適化により、潤滑油の流入量を最適制御し、これまで以上に低トルク化と長寿命化している。また、油を保持できる溝を保持器ポケット部に設置。始動時や低温時の耐焼付き性を向上している。低粘度油化、油量低減を見据えて、軸受内部の油流れを最適化しており、軸受昇温も低減する。

周辺部品は変更せずに、省スペースでの低トルク設計に対応。保持器の材質、形状変更によって保持器の出量を60%削減、軸受質量を5%軽量化し、円すいころ軸受-LFTシリーズで最軽量となっている。また、異物油中寿命は2倍、無給油焼付き時間は2.2倍を達成している。

今後、世界各国の自動車メーカーを中心に、自動車の低燃費化、高効率化への貢献を図ると共に、EV化にも対応する製品としてグローバルに提案を進めていく。

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