米空軍、電動垂直離着陸機の遠隔操作飛行試験に成功

米空軍が2022年1月20日、電動垂直離着陸機の遠隔操縦飛行試験に初めて成功したと発表。米空軍によるプログラム「AFWERX Agility Prime」の一環として実施されたもので、民間企業に政府リソースを提供し、エアモビリティ社会の実現に向けた技術開発を加速する狙いがある。

米Kitty Hawkの電動垂直離着陸機「Heaviside」に遠隔操縦用のBuddy Boxシステムが使用され、飛行試験は実施された。Buddy Boxシステムは、教官が教習生の運転を助手席から制御できる自動車教習車のように機能する。

Heavisideは将来的に、教官役となる外部パイロットすら不要になるとのこと。現時点でも操縦トレーニングとして役立てるという。Kitty Hawkは軍事利用と商業利用の両方を想定している。

飛行試験で外部パイロットを務めたTerrence McKenna氏は「空軍と民間企業の合同実験により、垂直離着陸機などの航空事業が拡大するだろう」と述べ、トレーニングの橋渡しとなるシステム開発に意欲を示している。

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AFWERX Agility Prime completes first USAF-piloted flight of an eVTOL vehicle with partner Kitty Hawk

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