- 2022-10-5
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- Bentley, Continental GT Speed, Mulliner Bacalar, Mulliner Batur, W12(W型12気筒), サステナブル・マテリアル, デジタル・シャシー・テクノロジー, ハードトップクーペ
英Bentleyは、2022年8月15日のプレスリリースで新型車「Mulliner Batur」を発表した。同モデルはオープン2シーター「Mulliner Bacalar」の後継で、今回はハードトップクーペとして登場した。Mulliner Baturの名称は、インドネシア・バリ島のBatur湖に由来する。
エンジンは、BentleyのトレードマークであるW12(W型12気筒)だ。Batur専用のアップグレードが施され、先代のBacalarを凌ぐ740PSの出力を持つ。さらに、先に発売されたContinental GT Speedで実績を積んだ「デジタル・シャシー・テクノロジー」を搭載し、ドライビング特性は性能限界のテストを経て仕上げられるという。
外観デザインでは、フロントとリアのLEDライトの形状が、開口部がより狭くシャープな印象になった。フロントグリルは角張ったデザインで、コントラスト塗装が施される。長いボンネットと幅広いトレッドを強調したシルエットは、Bentleyが考える未来のデザインビジョンを体現している。
素材にも特徴があり、環境負荷の低減に寄与する「サステナブル・マテリアル」を採用する。具体的には、亜麻から作られた高性能コンポジット、サステナブルレザー、リサイクル糸を使用したカーペット、コーヒー焙煎の副産物を利用したレザー調のテキスタイルなどを使用する。
世界で18台の限定生産となるBaturの顧客には、他では見られないオーダーメイドの車両がデリバリーされる予定だ。