GM、新型クロスオーバーEVを発表――航続距離600km以上、時速100kmまで4.3秒で加速

GMは2020年9月28日、上海で新型EV「ビュイック・エレクトラ(Buick Electra)」のコンセプトカーを発表した。最高出力は435kWで、停止状態から時速100kmまでわずか4.3秒で加速できるという。

エレクトラは4人乗りクロスオーバーで、宇宙カプセルにインスパイアされた、クリーンでミニマルなスタイルが特長だ。リアからフロントにかけてのシルバーグラデーションはボディの躍動感を表し、内装や外装にあしらわれたトリムの色は、宇宙空間を意識しているという。

バッテリーには、先進の「Ultium」システムを採用。1回の充電で660kmの走行が可能になり、日々の通勤から家族旅行までカバーする。ドライブユニットは最適な出力を得るために、リアとフロントにモーターを配置した。

「先進のUltiumバッテリーは、将来のEVについて新しい可能性を解き放つ。エレクトラは、最先端の技術を有効活用し、未来のEVデザインとパーソナルモビリティの新たな基準を打ち立てるだろう」と、SAIC-GMのMolly Peckエグゼクティブディレクターは語っている。

4枚のバタフライドアは顔認証で開き、内部には大きくカーブしたディスプレイと格納式のハンドル、吊り下げ式のシートが配置されている。最新のコネクテッドシステム「eConnect」を導入し、ヘッドアップディスプレイにも対応、直感的で没入型のUXを提供する。

ゼロエミッションの時代に向けて、美しいスタイルと先進の技術を統合するというビュイックの理念を表しているとしており、「今日、未来のインテリジェントモビリティに対するビュイックの革新的な考えと創造性は、エレクトラと共に次のレベルへ達した」と、SAIC-GMのSam Basileエグゼクティブバイスプレジデントは語っている。

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Buick Makes Bold Statement with Its Vision for Future EV Design

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