安川電機、GaNパワー半導体搭載アンプ内蔵のサーボモータ

安川電機は2015年11月26日、サーボパックの機能を一体化させた「アンプ内蔵サーボモータ」を発表した。世界で初めてGaNパワー半導体をアンプに搭載したという。12月2日~4日まで東京ビッグサイトで開催の「SCF2015」に展示する予定だ。

GaNパワー半導体の採用により、同製品ではアンプ部の体積が従来比1/4にまで縮小。その結果、サーボドライブシステム全体の小型化が実現した。

現製品のサーボドライブシステムでは、8軸接続時に8台のサーボパックと合計16本の配線が必要となる。だがアンプ内蔵サーボモータを使用すれば、一台のコンバータと合計2本の配線で済ますことができる。

アンプ内蔵サーボモータのメリットは他にもある。サーボドライブシステムの損失が高周波駆動時でも12%低減したほか、サーボモータから発する耳障りな高周波騒音が減った。また、回生エネルギーの有効利用が可能になったほか、防水コネクタとの組み合わせで水が降りかかる環境でも使用できるようになった。

同製品のサイズは130mmx40mm×40mm。入力電圧は280Vdc。定格出力:100W。定格トルクは0.318N・m。定格回転速度:3000min-1。瞬時最大トルク1.11N・m。最高回転速度は6000min-1。1回転内24bit絶対値エンコーダを搭載。 

関連リンク

プレスリリース

関連記事

アーカイブ

fabcross
meitec
next
メルマガ登録
ページ上部へ戻る