米Meta、広告主向け生成AI機能のテスト環境「AI Sandbox」を発表

米Metaは2023年5月11日、広告主向けの生成AI(ジェネレーティブAI)機能のテスト環境として「AI Sandbox」を発表した。同時に発表された、広告自動化ツール「Meta Advantage」スイートの新機能の数々と併せ、AIを使ってビジネス向け広告のパフォーマンスを向上させることができるものだという。

AI Sandboxは、生成AIを用いる広告ツールを含む、新しいツールや機能の初期バージョンをテストできる環境だ。Metaはまず、テキストのバリエーション生成や背景生成といったツールを構築しているという。これにより、広告のテキストをより魅力的なものにしたり、広告クリエイティブの一部を改善したりすることが可能になる。

テキストバリエーション機能では、広告主のコピーの重要なポイントを強調するために、複数のバージョンのテキストを生成し、広告主が特定の客層に対して異なるメッセージを試すことができる。

背景生成機能では、テキスト入力から背景画像を生成することで、広告主はより迅速にさまざまな背景を試すことができ、また、クリエイティブ資産を多様化することにもつながるという。

Metaは現在、少数の広告主を対象に機能改善のためのフィードバックを収集しているところだ。2023年7月にはアクセスを徐々に多くの広告主に拡大し、今年後半にはこれらの機能の一部を製品に追加する予定だという。

関連情報

Introducing the AI Sandbox for advertisers and expanding our Meta Advantage suite | Meta for Business

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