- 2023-8-13
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- Mojo Vision, Nikhil Balram, 学術, 拡張現実(AR), 窒化ガリウム(GaN), 赤と緑、青の三原色(RGB), 赤色マイクロLEDディスプレイ, 量子ドット(QD), 青色マイクロLED
米Mojo Visionが2023年6月28日、14K ppiの高密度ピクセルを持つ赤色マイクロLEDディスプレイの開発に成功したと発表した。赤色マイクロLEDディスプレイの開発は、高性能で信頼性の高いフルカラーマイクロLEDディスプレイを生産する上での重要なステップだ。同社は、独自の量子ドット(QD)変換技術を使用し、直径1.37µm、ピッチ1.87µmの高輝度の赤色マイクロLEDを開発した。同サイズでの品質と効率は、拡張現実(AR)市場のフルカラー要件を満たすという。
一般的に提供されている、5µm以上の赤、緑、青(RGB)のマイクロLEDより小さなRGBマイクロLEDの製造は、容易ではなかった。そこで、同社は、すでに開発されている2µm以下の窒化ガリウム(GaN)からなる青色マイクロLEDを、独自のQD変換技術によって発光波長を長くさせ、赤色マイクロLEDを開発した。
同社は、QD変換技術により、RGBのマイクロLEDディスプレイを自由に組み立てることが可能となった。次の課題は、それぞれの色のマイクロLEDをどうやって一緒にするかだ。同社のCEOであるNikhil Balram氏は、「私たちのアプローチは、青色LEDを使い、その上にQD技術を用いて赤と緑のマイクロLEDを構成するというものです。量子ドットを使い、これほど小さな赤色LEDを作ることができるのは、われわれだけです」と説明した。
同社は、小型で高輝度のディスプレイを必要とする、スリムで邪魔にならないARデバイスをターゲットにしている。例えば、ARコンタクトレンズやARメガネのような、屋内でも屋外でも使えるARデバイスを実現したいと考えている。
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