ラダーフレーム構造EVのあるべき姿を考えたコンパクトSUV「e-SURVIVOR」――スズキコンセプトカー

2017年10月27日に開幕する「第45回東京モーターショー2017」の中で、スズキはコンセプトカー「e-SURVIVOR」を出展。SUVタイプの電気自動車(EV)で、「次の100年に向けて提案する未来のコンパクトSUV」だとうたっている。

e-SURVIVORはデザイン主導で開発したコンセプトカー。デザイナーがラダーフレームについて研究し、EVにラダーフレームを採用したらどのような設計が望ましいかと検討した。途中からはエンジニアも交え、ラダーフレームにバッテリーをどのように積み込むかといった課題を議論。コンセプトカーの設計を煮詰めていったという。

デザイン面でのこだわりは、ラダーフレームに沿った無駄のない造形と、はっきりと見える足回り。ボディと5リンク式サスペンションをつなぐ部分などは、強度も考慮しつつ見た目もより美しくなるように試行錯誤した。ホイールの中心よりも上に車軸を置けるハブリダクション方式を採用しつつ、リンクを車軸のどの位置に置くか、性能と見た目のバランスを取るのに苦労したそうだ。

e-SURVIVORは“未来”のコンパクトSUV。コンセプトを分かりやすく示したことが評価され、「コンセプトカーらしいコンセプトカー」として評判のようだ。「次の100年に向けて、e-SURVIVORの開発を通じて社内で培ったコンセプトや技術の考え方などを取り込んでいければいいと考えています」(スズキ・デザイン担当者)

関連記事

アーカイブ

fabcross
meitec
next
メルマガ登録
ページ上部へ戻る