アドバンテスト、「EVA100」量産対応モデルの販売開始

アドバンテストは2015年11月5日、汎用アナログ・ミクスドシグナル・センサICの計測システム「EVA100」の量産対応モデルの販売を開始すると発表した。

IoT (モノのインターネット化)が進む昨今、ICには高い性能や精度が要求されている。しかし開発現場では、相関作業や歩留まりなど、開発工期短縮の妨げが問題となっている。その原因としては、装置間の性能差やプログラミング言語の差異のほか、設計評価時と量産時における環境の相違が挙げられる。

今回発表された「EVA100」量産対応モデルは、こうした背景のもとで開発されたもの。設計評価から量産までを同一環境で実施できるように改良が加わっているため、製品開発期間の短縮が期待できる。

  • 「EVA100」量産モデルの特徴

テスティング・ユニットが、最大で4台まで接続可能。これにより、量産試験対応時の測定チャンネル数を最適化した。これらのチャンネルを全て高タイミングで同時制御する仕様のため、優れた測定再現性で歩留まりを改善できる。

また、設計評価で作成・使用されたテスト・シーケンスやデータログなどを量産にそのまま活用することで、データ相関作業が飛躍的に向上。工数を大幅に短縮できる。

他にも従来機同様、プログラミング言語の習得が不要なGUIによる直感的な操作が可能。さらにアナログ電圧・電流源、パターン・ジェネレータ、デジタルI/O、オシロスコープなどの機能をコンパクトなボディに内蔵している。

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