日産自動車は2017年11月29日、量産型可変圧縮比エンジン「VCターボ」を搭載したインフィニティの新型「QX50」を発表した。ロサンゼルス・オートショー(一般公開日は同年12月1日〜10日)に出展される予定だ。
QX50は、新開発プラットフォームを採用して優れたデザインと広々としたキャビンスペースを実現した中型プレミアムSUV。空力性能に優れたエクステリアにより、インフィニティ独自の「優雅でありながらもパワフル」なデザインをSUVで表現した。また、前輪駆動をベースとして、キャビンスペースと荷室の理想的な割合を実現している。
搭載されたVCターボエンジンは、世界初の量産型の可変圧縮比エンジン。2.0リッターターボチャージャー付きガソリンエンジンのパワーに、4気筒ディーゼルエンジンのトルクと効率性を併せ持つ。同社が2016年に発表した可変圧縮比エンジンの技術は、ピストンの上死点位置をシームレスに変化させることができるマルチリンクシステムを活用しており、8:1から14:1までの最適な圧縮比に素早く変化する。
さらにQX50には、高速道路の単一車線においてアクセル、ブレーキ、ステアリング操作を自動で制御する自動運転技術「プロパイロット」が搭載され、渋滞走行や巡航走行でのストレスを低減する。