東芝、プリドライバー内蔵のモーター制御Cortex-M3マイコンを発表

東芝は2015年11月30日、ARM Cortex-M3コアを搭載したモーター制御向けマイコン「TX03シリーズ」の新製品「TMPM37AFSQG」の製品化を発表した。

同製品は、CPUに動作周波数最大40MHzのARM Cortex-M3コアを搭載。内蔵メモリはFlash 64Kバイト、SRAM 4Kバイト。マイコン動作電圧4.5〜5.5V、プリドライバ動作電圧(VM)6〜32Vとなっている。

MOSFETを直接駆動可能な3相PWM出力用プリドライバを内蔵することで、マイコンの電源がプリドライバ用電源により内部で生成されるため、プリドライバ動作電圧(VM)を12Vで使用する場合は単一電源システムでの動作が可能であるという。

また、同社独自のコプロセッサ「ベクトルエンジンプラス」を内蔵することで、モータを高効率、低振動および低騒音で動作させるベクトル制御を実現したとのこと。

さらに、シャント抵抗による電流検出用のオペアンプ、過電流検出用コンパレータ等の周辺部品を小型パッケージ(VQFN32 5×5mm)に取り込むことで、実装スペースの小型化に貢献するとしている。

応用機器は小型モータ、サーバファン、小型冷却ファン、換気扇、扇風機、シーリングファン、ポンプ、玩具など。2016年1月中旬からサンプル出荷を開始し、サンプル価格は500円(税込)となっている。

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