日銀12月短観、製造業景況感は横ばい。先行きは悪化の見通し

2015年12月14日、日銀が全国企業短期経済観測調査(短観)を発表。それによると製造業の業況判断(DI)は、大企業で+12、中堅企業で+5、中小企業が±0と、いずれも前回から大きな変化はなく、横ばいとなった。

業種別(大企業)に見ると、「繊維」「非鉄金属」「生産用機械」がそれぞれ10ポイント程度悪化。反対に「化学」「鉄鋼」「金属製品」などが5ポイント程度改善している。

非製造業は+13で3ポイント改善、全産業では+9ポイントで1ポイント改善となった。

先行きに関しては、製造業では大企業から中小企業までのいずれも規模でも4から5ポイント悪化、と厳しい見通しだ。中でも「木材・木製品」「生産用機械」は大企業でも10ポイント以上の悪化とさらに厳しい見通しを持っている。

非製造業、全産業ではいずれも6ポイント悪化の見通しとなっている。

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日本銀行 短観(概要)2015年12月

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