三井化学、台湾セントロニック社子会社に出資。金属樹脂一体成形事業促進

三井化学は2015年12月24日、金属樹脂一体成形技術「ポリメタック」の事業開発促進のため、台湾セントロニックの子会社MSCTに出資したことを発表した。

ポリメタックは、金属の表面に特殊処理を施し、従来では不可能だったさまざまな金属と樹脂を強固に接合する技術。各種部材の軽量化を始め部品点数や製造工程の削減を可能にするという。

従来は自動車用途が中心であったが、今後は中国でのスマートフォン市場の拡大と高級感のある金属筐体に対する需要の高まりにより、金属筐体部分と樹脂部分の接合に必要な金属表面処理技術の成長が見込まれるとしている。

同社は、MSCTに出資するとともにポリメタック技術の供与も行い、中国でのスマートフォン向け金属表面処理市場での、ポリメタックの事業拡大を目指すという。出資比率はセントロニック社が55%、三井化学は45%。

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