キーサイト、リアルタイムオシロスコープ用クロストーク解析アプリケーションを発表

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キーサイト・テクノロジーは2016年2月8日、リアルタイムオシロスコープ用クロストーク解析アプリケーション「N8833A」と「N8833B」を発表した。

N8833AおよびN8833Bは、クロストークを検出して定量化するだけでなく、どのアグレッサ(クロストークの原因となる信号)が主因かの特定も可能だという。ビクティム(クロストークにより影響を受ける信号)波形からクロストークを除去した波形をエミュレーションし、元の波形と比較して改善効果を確認することもできる。また、リアルタイム・アイ・ダイアグラムやジッタ解析など、他のオシロスコープ解析ツールと併用して、改善効果を直接定量化することも可能だ。

同アプリケーションは、基板デザインに関する重要な情報を集めるのに役立つとしている。例えば、仮にクロストークを除去するように基板デザインを改良した際、どの程度の信号品質改善が得られ、マージンが得られるのかを観測できる。また、必要な電気仕様を満たさない信号に直面した場合にも、クロストークを除去した際に仕様を満たせるかどうかを確認できる。こうした情報は、基板デザインのデバッグ時に、クロストークを改善すべきか他の要因を改善すべきかを切り分けるのに役立ち、デザインに関する重要な決定を行う際の判断材料となる。

伝送ライン間の近端クロストーク(NEXT)や遠端クロストーク(FEXT)だけでなく、電源起因の誘起ジッタ(PSIJ)やノイズ、同時スイッチングなどのクロストーク解析にも対応する。クロストーク除去後のエミュレーション波形に対して、E2688A SDAアイダイアグラム解析、N5465A EZJIT Plusジッタ解析ソフトウェア、N5465A InfiniiSimディエンベディングツール、N5461Aシリアル・データ・イコライゼーション・ソフトウェアなどのオシロスコープツールが使用できる。同時に解析可能な信号数は最大4つで、追加のシュミレーション入力やファイルは不要だ。

クロストーク解析アプリケーションは、2016年3月16日からダウンロードが可能となる。販売価格は、固定ライセンスが98万2800円、フローティングライセンスが147万4200円(いずれも発表日時点の税抜き参考価格)となっている。ソフトウェアのバージョン5.60以降のInfiniium オシロスコープでは、全シリーズで利用できる。

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