IT、マニュファクチャリング分野のエンジニア高需要 ヘイズ・ジャパン、4~6月期の採用動向レポートを発表

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外資系人材紹介会社ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパンは2016年4月12日、分野別の採用傾向、給与の変動、求職者の動向等をまとめた2016年4月〜6月期の採用動向レポートを発表した。

IT分野では、全般的に企業側が求めるスキルを持つ人材の不足が続き、今期も前年同期並みの高い需要が期待されるという。

内訳としては、「クラウドコンピューティング・プロフェッショナル」や「IoTスペシャリスト」の採用ニーズが高まると予想される。クラウドサービスを活用する企業の増加や、IoTを活用してサプライチェーンのオペレーションの迅速化や効率化が求められていることが背景となっている。さらに、企業がビッグデータ分析のメリットを理解し始めていることから、「ビッグデータ・アナリスト」のニーズも高まると見込んでいる。

IT分野の転職希望者は、仕事の内容や給与等の待遇に加え、新たなチャンスがつかめるかどうかという点を重視しているという。

マニュファクチャリング分野では、自動車セクター、特にTier1(1次請け)の自動車部品メーカーで引き続き活発な採用活動が予想されている。巨大OEMメーカーとの密接な連携の下で即戦力として成果の出せる人材が求められており、そうしたメーカーの出身者を率先して採用しようとしている。しかし、技術力に加え、対人スキルやバイリンガルでのコミュニケーション能力など、採用側の要求を満たす人材は稀だという。

内訳としては、プロジェクトの実行やクライアントとの連携を担当する「アプリケーションエンジニア」に引き続き強い需要がある。日本のOEMメーカーやTier1のサプライヤでの経験や、それらの企業との協業経験がある人材が求められている。また、Tier1メーカーとのプロジェクト経験のある「プロジェクトエンジニア/マネージャー」にも非常に強い需要がある。候補者には、自動車部品の設計・開発経験に加えて優れたコミュニケーションスキルも求められている。

また、一部のメーカーでは、電気や機械関連部品の「製品開発マネージャー」の需要が高くなっているという。ここでも技術的専門知識に加えてバイリンガル能力が求められており、外資系のTier1自動車メーカーや日本のOEMメーカーでのアプリケーションエンジニアやプロジェクトエンジニアの経験者が優遇されるという。

さらに「エンジニアリングマネージャー」は、Tier1メーカーでの経験とともに、高い技術力とエンジニアとしての豊富な経験を持ち、自動車部品に精通した人材が求められている。「テストエンジニア」は、Tier1メーカーの経験と製品テストや認証試験の経験がある人材が求められている。電気もしくは機械分野で、それぞれの企業の製品や部品に関連した製品テストに精通している必要があるという。

メーカーの生産体制拡大に伴い、「品質管理エンジニア/マネージャー」も需要が高まっている。この職種でも、Tier1での勤務経験が求められる。

マニュファクチャリング分野では、企業側の求めるスキルや経験を持つ人材が不足しているため、要件を満たす候補者にとっては売り手市場になっており、高待遇や明確なキャリアパスの設定が期待できるとしている。一方で候補者は、そうした状況を踏まえて、給与面や職位等で明確なキャリアアップにつながらない限り、転職に慎重になる傾向にあるという。

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